ピラティスで8ヶ月脚が変わらなかったあなたへ:見直すべき「2つのポイント」
こんにちは!広島女性専用パーソナルトレーニングジムです。
ピラティスに通い始めて8ヶ月。腰痛は消えて、姿勢は褒められるようになった。それなのに、太もものサイズだけが1cmも動いていない。
こういうご相談を受けることがあります。そして話を伺うと、たいてい同じところに原因があります。ピラティスが悪いのではなく、選んでいるレッスンと、脚痩せという目的が噛み合っていない。
ピラティスは、脚痩せのために作られたものではない
そもそもの話をします。
ピラティスは、体の使い方を整えて、動きの質を上げるために体系化された方法です。姿勢が整う、呼吸が深くなる、体の奥の筋肉が働くようになる。これらは本来の目的に沿った、正しい効果です。
脚を細くすることは、この体系の主目的ではありません。副次的に起こることはありますが、狙って起こすものではない。
だから、脚痩せを期待してピラティスに通い、姿勢と体調だけが良くなって脚は変わらなかった、という結果は、ある意味で当然の帰結なのです。
現場で実際にお聞きするカウンセリング事例当サロンに「週1回、ピラティスグループレッスンに8ヶ月通っているが脚が変わらない」とご相談に来られたA様(35歳)。ヒアリングすると、慢性的な肩こりや反り腰は改善したものの、下半身のパン張りや太ももの太さは入会時と全く同じとのことでした。通っていたのはストレッチや体幹トレーニングがメインのフロー系レッスンで、お尻の筋肉をピンポイントで追い込む種目は全体の1割未満でした。
グループレッスンで、脚の癖は修正されない
もうひとつ、通っているレッスンの形式の問題があります。
グループレッスンは、10人前後に対してインストラクターが1人。全員に同じシークエンスを指導します。
ここで起きるのは、同じ動きをしていても、人によって使っている筋肉が違うということ。骨盤が前に傾いている方がブリッジをすれば、腰で反ります。外側に体重をかける癖のある方がスクワット系の動きをすれば、外ももに入ります。
グループの中で、その1人の癖を見抜いて修正するのは、現実的に難しい。だから、普段の癖を使ったまま、丁寧に動いていることになります。
姿勢全体は良くなるのに、脚の左右差や、前ももの張りといった個別の問題が残るのは、この構造によるものです。
マシンピラティスなら変わるか
マシンピラティスは、リフォーマーなどの器具でバネの負荷を使います。マットより負荷がかけられるので、脚痩せを期待して選ぶ方も多い。
ただ、ここにも条件があります。
バネの負荷は、筋肉を大きく育てるための負荷ではありません。動きをサポートしたり、コントロールを教えたりするための負荷です。だから、お尻ともも裏をしっかり育ててシルエットを変える、という用途には、やや足りない。
そして、マシンでも癖は出ます。フットバーを押す動きで、外側に体重をかけていれば、外ももに入ります。グループレッスンなら、その修正はやはり難しい。
シンピラティス経験者のフォーム観察データマシンピラティスを2年以上経験されているお客様の動きを見ていても、リフォーマーのジャンプボードやフットワークの際、足の人差し指ではなく「小指側」に重心を乗せて蹴り出しているケースが非常に多いです。この状態のままバネを強くしても、前もこと外ももが張るだけで、お尻やもも裏(ハムストリングス)にはスイッチが入らないため、脚のシルエットは太いままで固定されてしまいます。
脚を変えるために確認してほしい「2つのこと」
ピラティスに通いながら脚を変えたい方に、確認してほしいことが2つあります。
1. お尻ともも裏に負荷がかかる種目が入っているか
背骨の動き、呼吸、体幹の安定。これらが中心のレッスンは、脚のシルエットには届きにくい。脚を変えたいなら、片脚で支える動きや、お尻に負荷がかかる種目が組み込まれている必要があります。
2. 自分の癖を、誰かが見て指摘してくれる機会があるか
レッスン中に一度も個別の修正が入らない環境では、癖は温存されます。プライベートレッスンに月1回だけ切り替える、あるいは動画で自分の動きを撮って確認する。何らかの形で、外からの目が必要です。
実録:通い方を変えて脚が変わった方の例
8ヶ月通って脚が変わらなかった方が、実際にやったことをご紹介します。
グループレッスンは、そのまま週1回続けました。姿勢と腰痛への効果は本物だったので、やめる理由がありません。
そこに追加したのが、2つ。
自宅で週2回、お尻ともも裏に負荷をかける種目。片脚のブリッジと、うつ伏せの脚上げ。合計10分です。
そして、月1回だけ、動きを見てもらう時間。レッスン中に出ている癖を確認して、自宅の種目のフォームを修正する。
3ヶ月後、太ももは2.4cm減。 8ヶ月動かなかった数字が、足りない部分を補っただけで動きました。
ピラティスをやめる必要はありません
この記事で伝えたいのは、ピラティスをやめて筋トレにしましょう、という話ではありません。
8ヶ月通って積み上げたものは、確実にあります。骨盤の位置を感じ取る力、呼吸と体幹の連動、動きの丁寧さ。これらは、あとから筋トレを足したときに、驚くほど効いてきます。実際、ピラティス経験者の方は、筋トレの上達が明らかに早い。
足りなかったのは、脚のシルエットを変えるための負荷と、個別の癖の修正。この2つだけです。
目的から、組み合わせを決める
最後に、整理します。
姿勢を整えたい、腰痛を改善したい、体の使い方を学びたい。これらが目的なら、ピラティスは非常に良い選択です。
そこに脚痩せが加わるなら、ピラティスだけでは足りません。お尻ともも裏に負荷をかける時間と、自分の癖を見てもらう機会を、どこかで確保する必要があります。
今通っているレッスンの内容を、一度思い返してみてください。片脚で支える動きは、月に何回ありますか。フォームを個別に直してもらったのは、いつが最後ですか。
答えが出にくいなら、そこが足りていない部分です。
自分の脚の癖がどこにあるのか、今の通い方に何を足せばいいのか。一度確認してもらうと、これまでの積み上げを活かす道筋が見えてきます。

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