【プロの本音】ピラティスで体重はほぼ落ちない。でも「10kg痩せた?」と聞かれるようになる理由。
「ピラティスで、本当に痩せられますか?」
– その質問に、今度こそYESと答えます。
こんにちは。パーソナルトレーナーの北山です。
「ピラティスって、本当に痩せますか?」
この、多くの女性が抱く切実な質問に、この記事では、私なりの「YES」をお答えしようと思います。ただし、それはあなたが想像している「痩せる」とは、少し意味が違うかもしれません。
ピラティスの効果は、「痩せる」というより、「痩せて見える」と言った方が、より正確です。
実際に、私のクライアント様でも、
「体重は2kgしか落ちていないのに、周りの友人から『え、めっちゃ痩せたね!』と驚かれるんです」という経験をされる方は、本当に多いのです。
【トレーナーの視点】なぜ体重が変わらないのに痩せて見えるのか? それは「筋肉と脂肪の密度の違い」にあります。筋肉は脂肪よりも約20%密度が高く、同じ重さでも体積が小さいため、ピラティスで筋肉が引き締まると、体重が同じでもシルエットは劇的に細くなります。
結婚式を目標に来られたお客様の中にも、最終的に体重はそれほど変わりませんでしたが、見た目が変化し、「最高にドレスが似合う体になれた!」と、涙を流して喜んでくださった方もいます。
そう。私たちが忘れてはならないのは、普段、体重計の数字をプラカードのように掲げて歩いているわけではない、ということです。あなたの印象を決めるのは、数字ではなく、あくまで「ぱっと見」の姿なのです。もし、あなたが体重計の数字という呪縛から解放され、本当の意味で「痩せる」効果を手に入れたいのであれば。ピラティスは、間違いなく最高の選択肢の一つです。
この記事では、なぜピラティスが体重を大きく変えずに「見た目」を劇的に変えることができるのか、その秘密と具体的な方法を、私の経験のすべてを込めてお話しします。
なぜ、ピラティスをすると「痩せて見える」のか?
体重はほとんど変わらないのに、なぜ周りから「痩せた?」と驚かれるほどの変化が起きるのか。その秘密は、ピラティスがあなたの体に起こす、2つの「魔法」にあります。
魔法①:骨格が整い、”隠れ身長”が伸びて、くびれが生まれる
多くの人が知らないことですが、現代人の体の不調やスタイルの崩れの根本原因は、「骨格の歪み」にあります。
特に、①胸郭(肋骨まわり)と②骨盤。
この2大パーツが歪んでいる方が、非常に多いのです。
一般的な筋力トレーニングが「筋肉」に直接アプローチするのに対し、ピラティスはまず「骨格を、本来あるべき正しい位置(ニュートラルポジション)に戻す」ことから始めます。歪んだ骨格が正しい位置に戻ると、どうなるか。
猫背で縮こまっていた上半身がスッと伸び、健康診断で身長が1~2cm伸びるなんてことは、ザラにあります。開いていた肋骨がキュッと閉まることで、驚くほどシャープなくびれが出現します。
ピラティスは、単なるエクササイズではなく、最高の「骨格調整」でもあるのです。
【解剖学的ポイント】ピラティスは「腹横筋(ふくおうきん)」という、お腹を包み込む天然のコルセットを鍛えます。この筋肉が働くことで、外側に広がっていた肋骨が内側に引き締まり、物理的にウエストの周径囲が減少します。
魔法②:”たるみ”の原因である「サボり筋」が、目を覚ます
「二の腕の振袖肉」「たるんだお尻」
これらの「たるみ」は、なぜ起きるのでしょうか。答えはシンプルです。その部分の筋肉を、あなたが正しく「使えていない」からです。私がこれまで見てきた中で、これは法則と言ってもいいくらいです。
- 猫背の人は、必ずと言っていいほど、二の腕がたるんでいます。
- 反り腰の人は、ほぼ間違いなく、お尻がたるんでいます。
これは、骨格が歪むことで、本来使われるべき筋肉が完全にスイッチオフ、つまり「サボり筋」になってしまっているからです。ピラティスは、この「サボり筋」を叩き起こす、最高のモーニングコールです。骨格を正しい位置に戻した上で、繊細な動きを繰り返すことで、「おい、お前の出番だぞ!」と、眠っていた筋肉たちに一つひとつ、スイッチを入れていく。その結果、あなたが特に気にしていた部分が、まるで魔法のように引き締まっていくのです。
ピラティスで体重を落とすために必要な”たった一つ”のこと
ここまで、「見た目痩せ」の素晴らしさについてお話ししてきました。
しかし、中には「欲を言えば、やっぱり体重計の数字も少しは落としたい…」と感じている方もいるかもしれませんね。大丈夫です。その願いを叶える、たった一つの、しかし最も確実な方法があります。それは、ピラティスに、「正しい食事管理」を組み合わせることです。
ダイエットの8割は、食事です。これは、私が15年間この業界にいて、確信している紛れもない事実です。
毎日10km走ろうが、週に5回ピラティスに通おうが、食事管理が機能していなければ、体重は絶対に落ちません。
「じゃあ、ピラティスは意味ないの?」
いえ、全く逆です。実は、ピラティスには、この「面倒で、一番挫折しやすい食事管理」を、驚くほど続けやすくしてくれる、強力な効果があるのです。ある調査では、運動を週に2回以上行う人は、全く行わない人に比べて、ダイエットの成功率が3倍以上も高いというデータがあります。
その大きな理由は、人間の「心理」にあります。
せっかくピラティスで気持ちよく体を動かしたのに、「この後の食事で、今日の努力を無駄にしたくないな…」。この「もったいない」という気持ちこそが、甘いものへの誘惑に対する、最高の「抑止力」となってくれるのです。
ピラティスで「美しい体への変化」を実感し始めると、その効果をさらに高めたいというポジティブな欲求が生まれます。その結果、これまで苦痛でしかなかった食事管理が、「未来の自分への投資」として、自然と続けられるようになる。ピラティスと食事管理。この2つを組み合わせることで、あなたのダイエット成功率は、文字通り「格段に」上がるのです。
【実践編】ピラティスの「痩せ効果」を最大化する、おすすめメニュー3選
お待たせしました。ここからは、これまでお話ししてきたピラティスの「痩せ効果」を、あなたがご自身の体で実感するための、具体的な実践メニューをご紹介します。
なぜ、この3種目なのか?それは、現代女性のライフスタイルが引き起こす「体を反らせる」という歪みに、最も効果的にアプローチできる「体を丸める」動きだからです。
① ロールアップ:ぽっこり下腹と背骨の歪みに効く王道
仰向けの状態から、ゆっくりと上体を起こしていく、ピラティスの基本動作です。
- 見た目痩せ効果: ぽっこり下腹の引き締め、背骨一つひとつの柔軟性アップ。
- よくある間違い: 腹筋運動と勘違いして、反動を使って素早く起き上がろうとしてしまう。
- 北山流・一工夫: まずは「下ろす時だけ」に意識を集中させてみてください。息を吐きながら、頭から順に、背骨を一つひとつ、ゆっくりとマットにスタンプを押していくようなイメージです。
② ロールオーバー:たるんだお尻と脚の裏側に効く
仰向けから、両脚を頭の上まで持ち上げていく動きです。
- 見た目痩せ効果: ヒップアップ、太もも裏の引き締め、背骨のさらなる柔軟性アップ。
- よくある間違い: 脚を上げようとして、腕でマットを強く押しすぎたり、首に力が入って顎が上がってしまったりする。
- 北山流・一工夫: もし腕の力に頼ってしまうなら、思い切って「両手をバンザイ」した状態で行ってみてください。腕の力が使えなくなる分、より背骨とお腹の意識に集中しやすくなります。
③ デッドバグ:くびれを作り、肋骨を締める
仰向けで、対角線の手足を交互に動かす、インナーマッスルを鍛える代表的な種目です。
- 見た目痩せ効果: ウエストの引き締め、肋骨の広がりを抑える(くびれ効果)、体幹の安定。
- よくある間違い: 手足を動かした時に、腰が反ってマットから浮いてしまう。
- 北山流・一工夫: 「はーーーー↓」と、細く長く息を吐きながら、手足をゆっくり下ろしてみてください。息を吐き切ることで、自然とお腹が薄くなり、インナーマッスルに的確に効かせることができます。
体重でなく姿勢を変えよう
ここまで長い文章にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
体重が見た目の印象に関係しているのは、もちろん事実です。しかし、それ以上に、あなたの「ぱっと見」の印象を決めているのは、間違いなく「姿勢」です。
毎朝、体重計の数字に一憂する。その意識の高さは、とても素晴らしいことです。でも、そのエネルギーを、少しだけ違う方向に向けてみませんか?
- 例えば、鏡を見るたびに、自分の姿勢をチェックしてみる。
- あるいは、「私は、バレリーナ」と心の中で唱えながら、スッと背筋を伸ばして街を歩いてみる。
実は、その方が、何よりも早く、そして確実にあなたの「見た目」は変わっていきます。
【習慣化のアドバイス】ピラティスによる姿勢改善は、週2〜3回の実施で約3ヶ月(30回)続けると、脳が「正しい姿勢」を記憶し、無意識でもその状態をキープできるようになります。まずは10回、自分の体の変化を楽しんでみてください。
もう、体重計の数字という呪縛から、自分を解放してあげましょう。そして、どうせなら次は、「姿勢の神様の呪縛」に、囚われてみてください(笑)。
自分の体が、骨格から美しく整っていく。眠っていた筋肉が目覚め、しなやかなラインが生まれていく。その喜びに気づけた時、あなたはもう、体重計の上の小さな数字なんて、どうでもよくなっているはずですから。
この記事が、あなたが本当の意味で「美しくなる」ための、新しい扉を開くきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

MUSE FIT(ミューズフィット)では、管理栄養士による個別の食事指導をプログラムに組み込んでいます。トレーニングと食事の両面からアプローチすることで、60日で-7.6キロ、ウエスト-7センチの実績を出しています。
- パーソナルトレーニング・マシンピラティス・筋膜整体・痩身エステ・食事指導の5つを掛け合わせた総合プログラム。
- 広島市内3スタジオ(並木、並木No.1、横川)で完全個室・女性専用。
- ウェア・タオル・ドリンク無料で手ぶらOK。
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「見た目を変えたいけれど、自分ではどうにもならない」と悩んでいる方は、ぜひ一度無料カウンセリングであなたの脚の状態をチェックさせてくださいね。
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