30代女性のダイエットが痩せない理由【20代と同じじゃダメ!プロが教える分岐点の乗り越え方】
こんにちは。パーソナルトレーナーの北山です。
「最近、本当に痩せにくくって…。20代の頃は、ちょっと食べなきゃすぐに体重が戻ったのに、今は全然ダメなんです。」
「昔と同じように生活してるはずなのに、なぜか太るし…。一体、私の体に何が起きてるんでしょうか?」
もし、あなたが今まさにこう感じているなら。それは、30代の女性なら誰もが通る道であり「30代あるある」ですから、まずは安心してください。そして、その原因は一つではありません。
20代の頃の過ごし方、ホルモンの変化、そして今のライフスタイル…。人それぞれ、様々な要因が複雑に絡み合っています。お子さんが生まれて、生活がガラッと変わった、という方も多いでしょう。だから、私がもしあなたと直接お話しできるなら、「一方的に原因を決めつける」ようなことは絶対にしません。まず、こうお聞きするはずです。
「色々、お話聞かせてもらえませんか?」と。
ただ、この記事では、私がこれまで5000人以上の女性と向き合ってきた中で見えてきた、多くの方に共通する「痩せにくさの正体」について、少しだけ踏み込んでお話しさせてください。少し厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、その原因の多くは、あなたが20代の頃にしていた「無茶なダイエット」にあります。食べずに痩せたり、短期で一気に体重を落としたり…。そのツケが、筋肉の減少という形で、今あなたの体に回ってきているのです。それに加えて、30代からは自然と筋肉が落ちていくスピードも加速します。まさに「ダブルパンチ」を受けている状態なんですね。でも、どうか絶望しないでください。私が一番伝えたいのは、ここからです。
30代は、心配しなくても大丈夫。必ず良くなります。時間はかかるかもしれませんが、20代の頃にはなかった知識と経験を武器に、やれることは無限にありますから。
この記事が、あなたが「人生の分岐点」であるこの30代を最高の形で乗り越え、いつまでも美しく元気でいられる体づくりを始める、そのきっかけになることを願っています。さあ、一緒に作っていきましょう!
なぜ、30代は痩せにくく、太りやすいのか?あなたの体に起きている”3つの変化”
「昔と同じ生活なのに…」
その「同じ」という感覚こそが、実は30代のダイエットがうまくいかない、最大の落とし穴かもしれません。なぜなら、あなたの体の中身と生活そのものは、20代の頃とは全くの別物に変わってしまっているからです。
変化① 基礎代謝の低下という、避けられない現実
まず、残酷な事実からお話しします。
何もしなければ、女性の筋肉は20代後半から、年間1%ずつ自然に失われていきます。
筋肉は、私たちがじっとしていてもカロリーを燃やしてくれる「基礎代謝」のエンジンですから、これが減れば、当然、痩せにくく太りやすい体になります。さらに、追い打ちをかけるのが、20代の頃の「無茶なダイエット」です。ある調査では、20代女性の9割が「運動が必要」と感じながら、実際に運動習慣があるのはたったの1割。ほとんどの方が、運動ではなく「食べない」という安易な方法で痩せようとします。その結果、どうなるか。
栄養不足でただでさえ減っていく筋肉を、さらに自分で削ぎ落としてしまうのです。
20代の頃に痩せたと感じていたのは、実は脂肪ではなく、大切な筋肉や体内の水分が失われていただけかもしれません。自然減少と、自ら招いた減少。
この「ダブルパンチ」によって、あなたの基礎代謝は、気づかないうちに大きく低下してしまっているのです。
変化② 「動かなくなった」という、ライフスタイルの変化
「いや、生活は本当に変わってないんだけど…」
本当でしょうか?少し、胸に手を当てて考えてみてください。
10代、20代の頃に比べて、明らかに「動かなくなった」と感じませんか?
選ぶ旅行先は、USJやディズニーのようなアクティブな場所から、温泉でゆっくり過ごす場所に。
夏の過ごし方も、海で泳ぐより、涼しいカフェでおしゃべりする時間の方が長くなっていませんか?仕事でのキャリアアップ、結婚、出産、育児…。30代は、ライフステージが大きく変わり、良くも悪も「落ち着いて」しまう時期。知らず知らずのうちに、日々の活動量が大きく減っていることも、痩せにくさの大きな原因の一つです。
変化③ じわじわと始まる「女性ホルモン」のゆらぎ
そして、これが30代、特に後半から無視できなくなる変化です。
女性の体を守り、美しさを司る女性ホルモン「エストロゲン」は、30代後半をピークに、少しずつ減少し始めます。
このホルモンのゆらぎは、自律神経のバランスを崩し
- 生理前に、異常なほど食欲が強くなる
- 些細なことでイライラし、ストレスを溜めやすくなる
- 睡眠の質が下がり、疲れが取れにくくなる
といった、様々な不調を引き起こします。
仕事でも、家庭でも、「責任」という名のプレッシャーが重くのしかかる30代。そこに、このホルモンのゆらぎが加わることで、男性よりも心と体のコントロールが、明らかに難しくなっていくのです。「最近、なんだか調子が悪い…」その原因は、あなたのせいではなく、ホルモンの仕業かもしれません。
多くの30代が陥る、”やってはいけない”ダイエットの間違い
30代の体の変化を理解しないまま、過去の成功体験に引きずられてしまう…。
それが、30代のダイエットが迷宮入りする、最大の原因です。あなたも、こんな間違いを犯していませんか?
間違い①:20代と同じ「食べない」ダイエットを繰り返す
多くの人が、ダイエットの成功体験として記憶しているのが、「食べずに痩せた」という20代の頃の思い出です。だから、30代になっても、つい同じ方法に頼ってしまう。しかし、これは最もやってはいけない、最悪の選択です。20代の頃は、まだ若さと勢いで筋肉の「貯金」が残っていました。だから、多少無茶をしても、なんとかなったのです。しかし、その貯金を使い果たし、さらに自然減少も始まっている30代の体で同じことをすれば、どうなるか?もう、なけなしの筋肉を切り崩して、命をつなぐしかありません。その結果、体は徹底的な「省エネモード」に突入します。つい先日も、「グミが主食で、たまにご飯を食べる」というお客様がいらっしゃいました。彼女は「ご飯を減らしても、もう痩せない」と悩んでいましたが、当然です。体が必要な栄養を求めているのに、それを無視し続けた結果、完全に燃費の良い「プリウス」のような体になってしまっていたのです。これでは、痩せるはずがありません。
間違い②:自己流の「危険な糖質制限」に手を出す
「糖質制限」という言葉が独り歩きし、多くの方が「とにかく炭水化物を抜けばいい」と勘違いしています。しかし、プロの視点から言わせてください。自己流の過度な糖質制限は、体を内側から破壊していく危険な行為です。エネルギー源である糖質が枯渇すると、体は筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとします(糖新生)。つまり、自らの筋肉を犠牲にして、体重計の数字を減らしているに過ぎません。30代からは、肌のハリや髪のツヤといった「潤い」も大切になってくるのに、間違った糖質制限は、それらを内側から奪い去っていきます。本当の意味で健康的な糖質制限とは、白米などの主食は適量摂りながら、お菓子やジュースに含まれる「果糖」を抜いていく、というような賢い選択のことなのです。
間違い③:「体重計の数字」だけを信じ、一喜一憂する
これも、20代の頃の成功体験が引き起こす、大きな罠です。「1週間で3kg減った!」という過去の栄光を追い求め、毎日体重計に乗っては、数百グラムの増減に心を揺さぶられていませんか?
しかし、前の章でもお話しした通り、短期的に落ちる体重のほとんどは「水分」と、そして「筋肉」です。あなたが本当に減らすべき「脂肪」を1kg落とすには、約7200kcalもの消費が必要であり、どんなに頑張っても1ヶ月で落とせる脂肪量は、あなたの体重の4%程度(60kgなら2.4kg)が限界なのです。30代からのダイエットで本当に信じるべきなのは、体重計の数字ではありません。それは、「体脂肪率」の変化であり、鏡に映る「見た目の変化」であり、そして「去年よりきつかったスカートが、スッと入るようになった」という感動です。それこそが、あなたの努力が正しい方向に向かっている、何よりの証拠なのです。
30代から始める「人生最後のダイエット」- プロが教える3つの新常識
お待たせしました。ここからは、30代のあなたが本当に取り組むべき、「人生最後のダイエット」の具体的な方法論をお話しします。
それは、20代の頃とは全く違う、3つの「新常識」です。
新常識①:「食べない」から「しっかり食べる」へ
「食べたら太る」という恐怖心。まずは、それを手放すことから始めましょう。
つい先日も、5年以上朝食を抜いていたお客様が、「今日は朝ごはんを食べたから、絶対に太っているはず…」と恐る恐る体重計に乗られました。結果は、もちろん「減」。彼女は、心底びっくりされていました。そうです。正しく食べれば、体は痩せるのです。栄養素が体の中でどんな役割を果たしているかさえ理解すれば、食べることは全く怖くありません。あなたの体が分からないので具体的なアドバイスは難しいですが、まずは「ハンドポーション(自分の手で量を測る方法)」を意識して、バランス良く食べることから始めてみてください。
新常識②:「消費」から「貯筋」の運動へ
これまでのダイエットは、ひたすらカロリーを「消費」する、減らしていくだけのものでしたよね。
30代からは、筋肉という名の「資産」を、体にコツコツと「貯金」していくという発想に切り替えましょう。運動だけで痩せるわけではありません。しっかり食べることが大前提です。
その上で、筋トレ、早歩き、ランニングなど、日常生活では使わないレベルの動きをとにかく生活に取り入れていく。
「アクティブに掃除機をかける」
「洗濯物は、乾燥機ではなく一枚一枚しっかり干す」
そんな小さな動作の繰り返しが、あなたの体に「筋肉」という名の貯金を増やし、未来のあなたを助けてくれるのです。
新常識③:「美」への意識を、もう一度取り戻す
仕事が忙しくても、子育てに追われていても、あなたは一人の「女性」です。
(これは男性にも言えることで、ぽっこりお腹のだらしない中年になるなんて、私は最悪だと思います。)
「もう歳だから…」「どうせ誰も見てないし…」
そんな風に、諦めてしまっていませんか?女性として生まれてきたからには、私は、ずっと美しくあるべきだと思います。「目の前にパンがあると我慢できないんです」と、お客様はよく言います。でも、私はこう答えます。
「いや、食べてもいいじゃないですか。その代わり、後で少し動くとか、次の食事で調整するとか、やりようはいくらでもあるでしょ?」と。
結局、その根幹にあるのは、あなたの「美への意識」です。「どうせ私なんて」と諦めたら、そこで終わりです。もう一度、誰かのためじゃない、あなた自身の「美」のために、輝くことを諦めないでください。
まとめ:30代は、最高の自分に生まれ変わるための”リスタート地点”
ここまで長い文章にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
最後の章では少し熱くなってしまいましたが、私が本当に伝えたかったのは、たった一つのことです。それは、あなたがどんな20代を過ごしてきたとしても、30代の今から、間違いなく体は取り戻せる、ということです。美しい体も、そして失いかけていた自信も、必ず、もう一度その手に取り戻すことができます。この記事を読んでいる、まさにこの瞬間。
それが、これからのあなたの人生にとって、最も若く、最も可能性に満ちた一日です。
そして、今始めるのが、最も効果が高い。これは、私が15年間、現場に立ち続けてきた中で確信する、紛れもない事実です。もちろん、いきなり今日から全てを完璧に始める必要なんてありません。この記事をきっかけに、「来月からスタートするために、まずは情報収集してみようかな」とか、「ワクワクする目標を、ノートに書き出してみようかな」とか。
あるいは、「親友にこの話をして、一緒に何か始めてみる」というのも、最高の一歩です。
どうか、この記事を読み終えたら、何か一つでいい。あなたなりの「次へのアクションプラン」を決めて、一歩だけ前に進んでみてください。30代は、決して「衰えの始まり」ではありません。
それは、あなたが最高の自分に生まれ変わるための、最高の「リスタート地点」なのですから。
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