【管理栄養士が教える】プロテインはダイエットに必要?
こんにちは!管理栄養士shokoです。
「プロテインって、飲まないと痩せませんか?」
「やっぱり、ムキムキになりたい人が飲むものですよね?」
「買ったはいいけど、結局棚の奥で眠っています……」
女性専用ジムの現場で、お客様のお話をしていると、毎日のようにご質問をいただきます。
ダイエットを始めようと決意したとき、真っ先に思い浮かぶのが「プロテイン」という選択肢。
でも、どこか「無理して飲むもの」「ムキムキになる」というイメージを抱いている方が多いのも事実です。
管理栄養士として、これまで数千人の方の食事サポートをしてきた私の答えは、いたってシンプルです。
「プロテインは義務ではありません。でも、食事の不足を埋めるための『賢い調整役』として使えば、あなたのダイエットを支えてくれる味方になります!」
私が大切にしているのは、辛い我慢や過度な制限を捨てること。
そして、何よりも「本物の食事」で心と身体を充たすことです。
しかし、忙しい女性の生活をサポートさせていただくと、
理想の身体を叶えるために必要な栄養が、驚くほど「不足」しています。
この記事の目的は、プロテインを単なる栄養補給の粉としてではなく、忙しい毎日の中で「心と身体を楽に整えるためのサポートアイテム」として活用する方法をお伝えすることです。
管理栄養士が「プロテインを勧める」明確な理由
女性の身体が美しさを保ち、健康的に痩せるための「3つの理由」をお伝えします。
①「代謝の土台」を守り、20代からの筋肉減少に立ち向かう
「筋肉なんてつけたくない、ただ細くなりたいだけ」という方にこそ、知っておいてほしい厳しい事実があります。
それは、女性の筋肉は「20代」をピークに、何もしなければ年間約0.5%〜1%ずつ減り続けていくということです。
なんと悲しい。。。
筋肉が減るということは、脂肪を燃やす「燃焼工場」が年々縮小していくということ。
30代、40代と進むにつれて「昔と同じ食事なのに太るようになった」「痩せにくくなった」と感じるのは、この工場の縮小が原因です。
タンパク質は筋肉の材料になるだけでなく、脂肪を燃焼させるための「代謝酵素」の材料でもあります。材料が足りなければ、工場は稼働しません。タンパク質不足のままきつい食事制限をすると、身体はさらに筋肉を削ってエネルギーを作ろうとし、代謝を落としてしまいます。これを「省エネモード」と呼び、リバウンドの最大の原因となります。
効率よくタンパク質を補うことは、この「代謝酵素」をしっかり働かせ、燃えやすい身体をキープするための、未来の自分への投資になりますよ♪
②「食べる美容液」として内側から整える
「痩せたけれど、なんだか老けて見える……」
「体重は減ったのに、肌にハリがなくなってほうれい線が目立つ……」
そんな悲しい結果を防ぐのが、タンパク質の力です。
肌の土台となるコラーゲン、髪のツヤを作るケラチン、爪の強さ、すべてタンパク質からできています。
さらに、女性にとって見逃せないのが「鉄分とタンパク質の深い関係」です。
多くの女性が抱える(生理のある方は特に)「隠れ貧血(貯蔵鉄不足)」。
実は、体内で鉄を運ぶトラックの役割を果たしているのもタンパク質(ヘモグロビンなど)です。
タンパク質という「輸送体」が足りなければ、いくらサプリメントで鉄分を摂っても、酸素を全身の細胞に届けることはできません。
細胞が酸欠状態になれば、代謝は落ち、顔色はくすみ、疲れやすくなってしまいます。
タンパク質は、まさに「内側から溢れ出す美しさ」を作るための美容液であり、生命維持に欠かせない栄養素になります。
③セロトニン(ハッピーホルモン)と心の安定
ダイエット中のイライラや、生理前の強烈な爆食欲。
感じたことはありますか?
それはあなたの意志が弱いからではなく、「セロトニン(ハッピーホルモン)」の材料であるタンパク質が足りていないサインかも?
タンパク質が満たされると、血糖値の急激な乱高下が抑えられ、メンタルが安定します。
「食べたい衝動」が抑えられないとき、身体は実は「タンパク質」を求めていることも多いです。
タンパク質を適切に摂ることで、ダイエットに対して前向きな自信を持てるようになり、
PMS(月経前症候群)のつらい精神状態が安定する方も非常に多いですよ♪
\あなたは当てはまる?/「痩せるために」プロテインを摂ったほうがいい人の特徴
これまでの解説で、プロテインが「代謝・美容・メンタル」に欠かせないとお伝えしました。
ここからは、具体的にどんなサインが出ている人が、より優先的に摂るべきかチェックしてみましょう。
①「身体からのSOSサイン」が外見に出ている人
ストレスが多い(酸化ストレスが高い)方は、活性酸素から身体を守るために、通常より多くのタンパク質を消費しています。
なぜ摂るべき?: 体は命に関わる内臓やホルモン合成を優先するため、髪や爪、筋肉などの「末端」は栄養が後回しにされています。これらは、あなたの身体が「代謝を回すための材料がもうないよ!」と叫んでいる証拠です。
チェック項目:夕方になると脚がむくむ。疲労が取れない。筋肉痛が残る。 爪に縦線が入っている、薄くて割れやすい。髪のツヤがなくなってきた。肌が乾燥する。
②食事が「おにぎりだけ」「パンだけ」で終わりがちな人
忙しい毎日、毎食お肉やお魚を準備するのは至難の業ですよね。
なぜ摂るべき?: この食習慣は、血糖値を乱高下させ、身体をどんどん「燃えない省エネモード」へと変化させます。プロテインは、こうした「食事の栄養の穴」をもっとも手軽に、確実に埋めてくれる、忙しい女性の味方です。
チェック項目: 朝はトーストとコーヒー、昼はコンビニのパスタや春雨スープなど、「糖質メイン」の食事が多い。
③「夜中に目が覚める」「朝がつらい」睡眠トラブルがある人
実は、痩せやすい体質をつくるための「脂肪燃焼と修復」のピークは寝ている間にやってきます。
なぜ摂るべき?: 睡眠中、血糖値が下がりすぎると体は危機を感じて目を覚ましてしまいます(夜間低血糖)。朝からプロテインを摂ることで、日中の血糖値を安定させ、睡眠に必要なホルモン(メラトニン)が作られます。
さらに夜の脂肪燃焼を助ける「成長ホルモン」をしっかり出すための準備が整います。
チェック項目: 夜中にふと目が覚める、眠りが浅い、入眠がうまくいかない。朝からエネルギー不足を感じる。
プロテインが「いらない人」はいる?
管理栄養士として、あえて「プロテインが必要ない人」についても触れておきます。
以下に当てはまる方は、無理にプロテインを飲む必要はありません。
- 毎食、片手の手のひら1枚分の肉・魚・卵・大豆製品をしっかり食べている。
- 胃腸が非常に強く、食事だけで体力がみなぎっている実感がある。
- 肌・髪・爪にトラブルがなく、理想の体型を維持できている。
こうした方は、本物の食事から十分な栄養を摂取できています。足りているところにさらにプロテインを足せば、それは単なる「オーバーカロリー」となり、逆に太る原因になってしまう可能性もあります。
プロテインはあくまで「補欠」です♪
あなたに必要な「タンパク質量」を知る(手のひらルール)
では、具体的にどれくらい摂ればいいのでしょうか?数値で管理するのは大変ですよね。そこで私が推奨する方法が「手のひらルール」です。
毎食「手のひら1枚分」を食べていますか?
指を含まない「手のひらの厚みと大きさ」が、1食あたりのタンパク質(メインおかず)の目安です。これで、タンパク質量として約20g前後になります。
数値で見るなら、「体重(kg)×1.0g〜1.2g」が健康維持・ダイエットの理想です(体重50kgの人なら1日50〜60g)。
さらに筋力トレーニングを本格的に行う場合は、「体重(kg)×1.5g〜2.0g」必要と考えられています。
「1食20g」の壁は、想像以上に高い!
ある日の「よくある食事」を振り返ってみましょう。
- 朝: トーストとコーヒー(タンパク質:約4g)
- 昼: コンビニのミートソースパスタ(タンパク質:約10g)
- 夜: 豚の生姜焼き、サラダ、ご飯(タンパク質:約25g)
- 合計:39g
理想の60gに対して、約20gも不足しています。この「足りない隙間」を埋めるのがプロテインの役割。1日に必要な量を一度に身体が吸収できる量には限りがある(1回約20〜30g)ため、夜にまとめてステーキを食べるのではなく、こまめに補うことが重要です。
置き換えではなく「調整」
ここで非常に重要なことをお伝えします。
「夜ご飯をプロテインだけにする」といった極端な置き換えダイエットは、オススメしていません。
なぜなら、噛むことによる満足感(咀嚼)や、食事から得られる多様な栄養素、そして「食べる喜び」が欠落してしまうからです。
「調整」こそが最高の活用法
プロテインは食事の代替ではなく、「食事を完璧にしようとするストレスから解放されるためのツール」です。
- 朝食にプラス: 忙しくてパンだけになりそうな朝、プロテインを一杯足す。これで1日の代謝スイッチが入り、食事誘発性熱産生(食べてエネルギーを消費すること)が高まります。
- 間食として: お昼が麺類だけでタンパク質が少なかったとき、おやつの時間にプロテインを飲む。
- 甘いものへのストッパー: コンビニスイーツが欲しくなる夕方。スイーツを食べる「前」にプロテインを飲んでみてください。タンパク質が満たされると、脳の血糖値が落ち着き、無駄な暴飲暴食を自然に防げます。
スーププロテインの魔法
甘いものが苦手な方や、温かい食事を楽しみたい時に人気なのが「スーププロテイン」です。当ジムではコーンスープ味が絶大な支持を得ています。
冷たいシェイクは冬場や冷え性の女性には辛いものですが、温かいスープとして添えるだけで身体の内側から温まり、満足感が得られます。
オフィスでもランチのスープとして飲みやすく、日常に溶け込みやすいのが人気の秘訣です(笑)
理想の体へ導く「戦略的」活用タイミング
プロテインを飲むタイミングに正解はありませんが、目的別に意識してみてください◎
①運動後の「ご褒美」
トレーニング後の45分間は、筋肉がもっとも栄養を求めている「ゴールデンタイム」。
頑張った自分への「栄養のご褒美」としてプロテインを飲みましょう。トレーニング後はお腹がすきますが、プロテインを飲むことで心理的にも「身体にいいことをした」という達成感が増し、ダイエットのモチベーションが高まります。
②就寝の1〜2時間前
眠っている間、私たちの身体では成長ホルモンが分泌され、細胞の修復(お肌のターンオーバーなど)が行われます。その材料を寝る前に少し補給しておくことで、翌朝の肌質や目覚めの良さを実感しやすくなります。※ただし、胃腸の弱い方は寝る直前は避けてください。
③朝一番
起きたての身体は、1日のうちで最も栄養に飢えている状態です。ここでタンパク質を入れることで、体温が上がり、日中の消費カロリーがアップします。
失敗しない選び方:多様化するプロテイン
最近では驚くほど多くのプロテイン商品が出ています。
かつての「粉っぽくて不味い」というイメージは過去のものなので、安心してください♪
種類と形状のバラエティ
フレーバーだけでなく、目的に合わせた選択肢が広がっています。
- 粉末タイプ: 最もコスパが良く、自分好みの濃さに調整可能。
- プロテインバー: お菓子感覚で食べられ、噛む満足感がある。外出先や仕事中の間食に。脂質が多いのでダイエット中は注意です。
- ゼリータイプ: 忙しい朝や、食欲がないとき、運動前後のエネルギー補給に。
- タンパク質強化食品: 最近では、タンパク質を多く含んだパン、パスタ、お菓子、さらにはヨーグルト飲料などもスーパーで手軽に手に入ります。
これらの中から、自分のライフスタイルに合わせて好きな種類を選べるのは、ダイエットを継続させる上で大きなメリットですね♪
水で割る? それともミルク?
「プロテインは何で割るのが正解ですか?」という質問も多いです。
牛乳や豆乳、アーモンドミルク、最近ではオーツミルクで割るのもクリーミーで非常に美味しいですよね。イチオシは「水」です。
水のメリット:
・余計なカロリーや脂質を抑えられる。
・吸収スピードが速い(特に運動後におすすめ)。
・どこでも手に入り、シェイカーの掃除も楽。
もちろん、美味しさを重視して「ご褒美」としてミルク類で割るのも素敵ですが、ダイエットを最優先するなら、まずは水で美味しく飲めるフレーバーを探してみるのが、長く続けるコツです。
注意点:胃腸が弱い人は「待った!」
最後に、もっとも注意してほしい点をお伝えします。
「ご飯を食べた後にお腹が張る」「万年便秘気味」「おならが臭い」いう方は、プロテインを大量に飲むのは控えましょう。
胃腸ケアを先に
プロテインは効率的ですが、一度に大量のタンパク質が腸に入ると、消化しきれず悪玉菌の餌になり、腸内環境を悪化させるリスクがあります。
- まずは「ハーフ」から: 規定量の半分、あるいはスプーン1杯から始めて、お腹の様子を見ましょう。
- 30分かけて飲む: 一気に流し込まず、ちびちびと時間をかけて「噛むように」飲むことで、唾液中の消化酵素と混ざりやすくなります。
- 添加物をチェック: 毎日飲むものだからこそ、人工甘味料(スクラロースやアセスルファムKなど)が多すぎない、質の高いものを選びましょう。
- 植物性も視野に: 牛乳由来のホエイプロテインでお腹がゴロゴロする方は、ピープロテイン(えんどう豆)やソイプロテイン(大豆)など、植物性のものの方が体質に合う場合があります。
メッセージ:管理栄養士として伝えたいこと
プロテインは、あなたが仕事や育児、家事で忙しい毎日の中で、少しだけ「手抜き」をしながら、それでも身体の中から美しくなりたいという願いを叶えるための頑張りすぎない近道です。
「今日は朝食がパンだけだったから、プロテインで調整しよう」
「運動を頑張ったから、ご褒美のチョコ味プロテインを楽しもう」
「夕食前にプロテインを飲んで、食べ過ぎを防ごう」
そんな風に、心を楽にしてプロテインを生活に馴染ませてみてください。
あなたのダイエットが、苦しい戦いではなく、自分を愛するための素敵な旅になることを、心から応援しています。
ACCESSアクセス
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定休日 / なし -