パーソナルトレーニングで失敗したくないあなたへ【15年のプロが語る原因と対策】
こんにちは。パーソナルトレーナーの北山です。
パーソナルトレーニングを本気で検討すればするほど、期待と同じくらいか、それ以上に大きな不安が頭をよぎりますよね。
「決して安くないお金を払って、もし失敗したらどうしよう…」
その不安は、決してあなただけのものではありません。自分の体と人生に本気で向き合おうとしている方なら誰もが抱く自然な感情であり、その真剣さこそが素晴らしい決意の証だと私は思います。そして、覚えておいてください。もし万が一うまくいかなかったとしても、それは決して「あなたの意志が弱かったから」だけが原因ではないのです。
15年間、現場でお客様の輝かしい成功と、時にはうまくいかないケースの両方を見てきた私には、はっきりと分かります。失敗には、明確な理由とパターンが存在するのです。
この記事では、私がこれまで見てきた「失敗のパターン」を包み隠さずお話しし、どうすればそれを乗り越えられるのか、私の経験のすべてを込めてお伝えします。失敗を恐れて一歩を踏み出せないでいるあなたにとって、この記事が「これなら大丈夫だ」と安心して前に進むための、心強い羅針盤になることを願っています。
私が現場で見てきた、パーソナルトレーニング失敗の5大パターン
これからお話しするのは、決して誰かを責めるためのものではありません。むしろ、これから挑戦するあなたが同じ失敗をしないために、私が15年間、累計8000人以上のお客様と向き合ってきた中での経験則として、受け取っていただければ幸いです。
私がこれまで見てきた、うまくいかなくなってしまうケースには、驚くほど共通したパターンがあります。
パターン①:「100点満点」を目指して燃え尽きる「完璧主義」の方
これは、特に真面目で頑張り屋さんな方に多い落とし穴です。
「やるからには完璧に!」と、初日から食事もトレーニングも100点満点を目指す。その意気込みは、本当に素晴らしいことです。しかし、急な飲み会が入ったり、仕事が忙しくなったりと、たった一度計画が崩れただけで、「もう全部ダメだ…」と糸が切れたようにやる気を失ってしまうのです。
私がいつもお客様にお伝えするのは、「100点満点の食事を3日間より、70点の食事を3ヶ月続けましょう」という言葉です。ダイエットや体づくりは短距離走ではなく、長い長いマラソンです。大切なのは、100点を一日だけ取ることではなく、70点の走りでもいいから、ゴールまで着実に走り続けることなのです。
パターン②:卒業後に即リバウンド…目標達成の後を考えた過ごし方
「2ヶ月で-8kg達成!おめでとうございます!」
こうして華々しく目標を達成し、結婚式や同窓会などで満足のいく結果が出たとします。しかしその数ヶ月後に、残念ながら元に戻ってしまう方が少なからずいます。このパターンの根本的な原因は、「ジムに通っている期間だけ頑張ればいい」という思考です。トレーナーに言われた通りに無理やり我慢し、思考停止状態で続けているため、自分の知識やスキルとして身につけようという意識が低いのです。その結果、卒業して管理の目がなくなった瞬間に元の生活に逆戻り。それどころか、我慢の反動で1週間境目なくドカ食いをし、あっという間にリバウンドしてしまいます。パーソナルジムは、一生使える体づくりのスキルを学ぶ「学校」のような場所です。その意識があるかないかが、卒業後の人生を大きく左右します。
パターン③:「痩せたい」だけでは続かない。「目標の曖昧さ」が招く失速
「なぜ、トレーニングを頑張るのですか?」
この質問に、「なんとなく痩せたいからです」と答える方は、注意が必要です。もちろん、最初の動機は深く考えすぎる必要はありません。「痩せたい」という気持ちは、素晴らしいスタート地点です。しかし、その先にある、より具体的で、感情を揺さぶるような目標がなければ、辛いトレーニングや停滞期を乗り越えるための強いエンジンにはなりません。
- 「痩せて、あのブランドのワンピースを格好良く着こなしたい」
- 「健康になって、子どもと全力で鬼ごっこがしたい」
- 「自信をつけて、新しい恋を見つけたい」
あなたが本当に手に入れたいものは何なのか。その「なぜ?」の部分が、あなたをゴールまで導く最も強い力になります。
パターン④:トレーナーに本音を言えない。「人間関係のストレス」という見えない敵
これは非常に根深く、そして意外に多い失敗の原因です。
「こんなこと言ったら、トレーナーさんに悪いかな…」
「食事をサボったことがバレたら、怒られるかも…」
そうした気遣いや遠慮から、トレーナーに本音を言えず、嘘の報告をしたり、辛いトレーニングを無理してこなしたりしてしまうのです。これは、双方にとって悲劇しか生みません。私たちは、あなたの最高のパートナーでありたいのです。あなたが正直に話してくれる情報だけを頼りに、最適なプランを設計しています。情報が不正確であれば、当然プランもズレていきますし、何より嘘をついたり我慢したりする行為そのものが、ジムに通うモチベーションを奪ってしまいます。
パターン⑤:2ヶ月で無理やり痩せた結果…。「短期集中思考」がリバウンドを呼ぶ
「とにかく早く!2ヶ月で!」と、極端な短期結果を求めるあまり、無理な食事制限や過度なトレーニングに走ってしまうケースです。確かに、体重計の数字は一時的に大きく落ちるかもしれません。しかし、その代償はあまりにも大きい。急激なダイエットは、筋肉量を大きく減らし、代謝が下がり、痩せにくく太りやすい体質を作り上げてしまいます。そもそも、健康的なダイエットの目安は、1ヶ月でご自身の体重の3~4%減と言われています。それを大幅に超えるような急激な減量は、非常に危険です。ある研究では、短期的なダイエットを行った人の9割以上が5年以内にリバウンドするというデータもあるほどです。
それは、健康や美しさとは程遠い、ただやつれただけの状態です。そして、そんな無理な生活は絶対に長続きしません。ひどいリバウンドが待っているだけです。健康的な体づくりに、危険な近道は存在しないのです。
あなたは大丈夫?失敗しやすい人の3つの危険な共通点(セルフチェック術)
前の章で挙げた5つのパターンを見て、「自分は大丈夫だろうか?」と少し不安になったかもしれませんね。ここでは、さらに一歩踏み込んで、失敗しやすい方に共通する「3つの危険なサイン」を、簡単な質問形式でご紹介します。
これは、あなたの性格を否定するためのものでは決してありません。むしろ、あなた自身が気づいていない「成功を妨げるクセ」を見極めるために行います。正直な気持ちで、YESかNOか、心の中で答えてみてください。
セルフチェック①:受け身な姿勢
Q.「高いお金を払ったのだから、あとはトレーナーが痩させてくれるはず」と、心のどこかで思っていませんか?
YESと答えたあなたへ
もし、この質問に少しでもYESと感じたなら、注意が必要です。もちろん、私たちはプロとして結果にコミットします。しかし、パーソナルトレーニングは、お金を払って体を預けるだけのサービスではないのです。主役は、間違いなくあなた自身です。私たちは、あなたの挑戦を全力でサポートする「パートナー」です。主体性を持たずに「やってもらって当たり前」という姿勢でいると、ダイエット中に心が折れそうな時、最後のひと踏ん張りができません。また、卒業後に自分で何もできなくなり、リバウンドするのは目に見えています。
セルフチェック②:不誠実な態度
Q. 食事や生活習慣について、トレーナーに「正直に言えないな…」と感じることがありますか?
YESと答えたあなたへ
これは、私が敢えて厳しい言葉でお伝えしたい、最も危険なサインです。
「飲み会で食べ過ぎたけど、少なめに報告しておこう…」
「怒られるのが嫌だから、お菓子を食べたことは黙っておこう…」
その気持ちは、人間ですから分かります。しかし、その小さな嘘が、あなたの努力をすべて無駄にしてしまうのです。私たちは、あなたが提供してくれる情報に基づいて、翌日以降の食事プランや次回のトレーニング強度を調整します。元となる情報が間違っていれば、当然プランも間違えてきます。それだけではありません。嘘をつく罪悪感は、あなたの自己肯定感を静かに蝕み、トレーニングへのモチベーションを確実に奪っていきます。
私たちは、あなたの失敗を責めるためにいるのではありません。うまくいかなかった時に、どうリカバリーするかを一緒に考えるためにいるのです。
セルフチェック③:過度な遠慮
Q.「このトレーニングはきつい」「実はこの食事が苦手」と感じても、遠慮して言い出せないことがありますか?
YESと答えたあなたへ
一見、真面目で良いお客様のように思えるかもしれません。しかし、ボディメイクにおいて、この「過度な遠慮」は成功を遠ざける大きな壁となります。
- 「膝に少し違和感があるけど、我慢しよう」→ 怪我につながる
- 「本当はこの食事がストレス…」→ 反動でドカ食いにつながる
- 「今日の体調だと、このメニューは正直きつい」→ モチベーションの低下につながる
あなたのその時の心と体の状態を、一番よく知っているのはあなた自身です。その貴重な情報を伝えてくれないことは、私たちにとっても大きな損失です。遠慮は、トレーナーとあなたの間の信頼関係を阻害し、トレーニング効果を半減させてしまう行為だと知ってください。
いかがでしたか?
もし、一つでも「YES」と答えてしまったとしても、全く心配いりません。
大切なのは、今この瞬間に「自分のクセ」に気づけたことです。この気づきこそが、あなたを失敗から遠ざけ、成功へと導く最初の一歩なのです。
プロが断言!絶対に失敗しないための「3つのルール」
さて、ここまでは失敗の原因についてお話ししてきました。しかし、この記事の目的はあなたを不安にさせることではありません。失敗の本質を知った上で、成功への道を力強く歩んでいただくことです。前の章で「YES」がついてしまった方も、どうぞご安心ください。これからお話しする「3つのルール」を意識するだけで、あなたは失敗のパターンから抜け出し、成功者のマインドセットを手に入れることができます。
これは、8000人以上のお客様を見てきた私が確信する、絶対に失敗しないための黄金ルールです。
ルール①:最初のカウンセリングで「理想の自分」を正直に語り尽くす
正直、ここが最も大切なところです。あなたのパーソナルトレーニング全体の「設計図」を描く、最も重要な作業です。ここで手を抜いてはいけません。ただ「痩せたい」だけではなく、その先にある「本当の願望」を、少し恥ずかしくてもぜひ私たちにぶつけてください。(そして、それをうまく引き出してくれるトレーナーは最高です)
- 「去年の夏に着れなかった、あのワンピースを素敵に着たい」
- 「同窓会で、『変わらないね、綺麗だね』と驚かれたい」
- 「健康診断のすべての項目でA判定を取り、大切な家族を安心させたい」
あなたの心がワクワクするような具体的なゴールを共有してくだされば、私たちもあなたの気持ちになってプランを立てることができます。停滞期で心が折れそうになった時、「〇〇さん、あのワンピースが待ってますよ!」と、あなたの心に火をつける一言をかけることもできるのです。理想の自分を語ることは、最高のスタートを切り、そして走り続けるための最強のガソリンになります。
ルール②:トレーナーを「先生」ではなく「最高のパートナー」と捉える
パーソナルトレーナーは、一方的に指示を出す「先生」ではありません。あなたが「理想の体」というゴールを目指すマラソンランナーだとしたら、私たちはその隣でペース配分を考え、給水を渡し、最後まで並んで走る伴走者であり、「最高のパートナー」です。
パートナーには、何でも相談しますよね?
- 「今週、急な飲み会が2回も入ってしまいました…」
- 「最近、仕事のストレスでどうしても甘いものが食べたいです…」
- 「今日のトレーニング、なんだかやる気が出ません…」
遠慮なく、頼ってください。困った時にどうすればいいか、その解決策を一緒に考えるのが私たちの仕事です。うまくいかないことを正直に話してくれることこそが、私たちにとって最大の信頼の証なのです。受け身で指導を待つのではなく、積極的にパートナーを使いこなし、二人三脚でゴールを目指す。この意識が、成功確率を劇的に高めます。
ルール③:常に「卒業後の自分」を意識し、知識を盗む姿勢で臨む
パーソナルトレーニングは、「魚をもらう場所」ではなく、「魚の釣り方を学ぶ場所」です。私たちが提供するトレーニングや食事指導には、すべて「なぜそうするのか」という明確な理由があります。その「なぜ?」の部分に、ぜひ興味を持ってください。
- 「なぜ、このトレーニングは背中に効くんですか?」
- 「なぜ、トレーニング後にはタンパク質が必要なんですか?」
- 「この食材の代わりに、コンビニで買えるものはありますか?」
どんな質問でも大歓迎です。あなたが知識を吸収しようとする姿勢を見せてくれれば、私たちも喜んで持てる知識のすべてをお伝えします。ここで身につけた知識は、ジムを卒業した後、あなたが一生自分の力で理想の体を維持していくための、間違いなくかけがえのない財産になります。その財産を、一つでも多く持ち帰ってください。
もし「このジム、失敗かも?」と感じたら…後悔しないための3つの対処法
どんなに慎重に選んだとしても、人間同士ですから「何だか違うかも…」と感じてしまう可能性はゼロではありません。大切なのは、その違和感を放置しないことです。
過去にこんなことがありました。コースがすべて終わった後、あるお客様から「本当は、途中でトレーナーを変えてほしかったんです」と、こっそり打ち明けられたのです。その方はご自身のことを責め、ずっと我慢してくださっていたのでした。そのように考えてしまうあなたの真面目さは素晴らしいですが、我慢は絶対に禁物です。ストレスを感じながら続けるトレーニングほど、効果が出ないものはありません。
もし、あなたが「このままじゃ、失敗するかも…」と感じたら、どうか落ち着いて、これからお話しする3つのステップを試してみてください。
ステップ①:まずは正直に、トレーナーに「今の気持ち」を相談する
これが、まず最初に取るべき最も勇気ある一歩です。
感情的になる必要はありません。ただ、あなたが「今、何を感じているのか」を、正直に、具体的に伝えてみてください。
- 「食事指導が少し厳しくて、ストレスに感じています」
- 「最近、トレーニングのモチベーションが上がらずに悩んでいます」
- 「もう少し、〇〇な部分を重点的に鍛えたいと思っています」
多くの場合、この「正直な相談」だけで問題は解決します。私たちトレーナーは、お客様が満足していないことに気づかず、良かれと思ってプランを進めている可能性があるからです。あなたのその一言が、関係を修復し、より良い方向に進むための最高のきっかけになります。
ステップ②:目標やプランの「軌道修正」を申し出る
相談した結果、トレーナーがあなたの気持ちを理解してくれたら、次は具体的な「軌道修正」を申し出ましょう。
- 「もう少し、続けやすい食事プランに調整してもらえませんか?」
- 「気分が乗るような、トレーニングメニューの変更は可能ですか?」
- 「当初の目標を見直して、短期的なゴールを再設定したいです」
パーソナルトレーニングの最大のメリットは、あなたに合わせていつでもプランを柔軟に変更できることです。あなたの心と体の状態に合わせてプランを最適化するのは、私たちの当然の務めです。遠慮する必要は一切ありません。
ステップ③:【最終手段】我慢は禁物!トレーナーやジムの変更を検討する
ステップ①、②を試しても、トレーナーが真摯に対応してくれなかったり、状況が改善しなかったりした場合。その時は、残念ですが、勇気を持って「環境を変える」という決断をしてください。ジムによっては、担当トレーナーの変更を申し出ることができます。もし、ジム全体の雰囲気や方針が合わないと感じるのであれば、途中解約が可能かを確認し、別のジムを探すことも真剣に検討すべきです。
これは決して「逃げ」ではありません。あなたの貴重な時間とお金を、そして何より「変わりたい」という大切な気持ちを守るための、賢明で、前向きな選択なのです。あなたには、最高のパートナーと、最高の環境でトレーニングを受ける権利があるのですから。
まとめ:失敗の知識は、あなたを成功に導く最強の武器になる
ここまで長い文章にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。この記事では、あえて「失敗」という、少し耳の痛いテーマについて詳しくお話ししてきました。
しかし、失敗のパターンとその対策を知った今のあなたは、もう闇雲に怖がる必要はありません。むしろ、どこに落とし穴があるかを知っている、成功確率が格段に上がった状態にいるのです。失敗の知識は、あなたを不安にさせるものではなく、あなたを成功に導いてくれる最強の武器になります。
「パーソナルトレーニングは、決して安い投資ではありません。」
しかし、正しい知識を持ち、最高のパートナーと共に本気で取り組めば、それはあなたの人生を根底から変える、最高の自己投資になり得ます。
体が変われば、自信がつく。
自信がつけば、毎日が楽しくなる。
毎日が楽しければ、人生が輝き出す。
私たちは、その輝かしい未来への第一歩を、誰よりも力強くサポートしたいと本気で思っています。
「失敗したらどうしよう…」と、一人で悩み続ける時間はもう終わりにしましょう。
その一歩を踏み出す勇気さえあれば、あなたは変われます。
この記事が、あなたの背中をそっと押すきっかけになることを、心から願っています。
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